マナーアップコラム

その2…上手なオシッコのさせ方

 犬を飼っていない人から見た愛犬家のマナー違反は、「放置ウンチ」だけではありません。意外とクレーム数が多いものに「どこでもオシッコ」があります。商店街の歩道や看板へのオシッコはもちろん、花壇などへのオシッコも嫌われます。また、公園の芝生地なども小さなお子様をお連れの方にとっては、大きな迷惑行為となります。子供がゴロゴロ寝転がったり、お弁当を広げたりする横でのオシッコは誰もが良い気持ちにはなりません。

 

 犬にはマーキングの習性があるので、愛犬のオシッコは止められません。という声をよく耳にします。しかし、飼い主さんがちょっと工夫すれば、誰でもが簡単に愛犬のオシッコを止められるのです。犬は基本的に、走っている時と、オスワリをしている時には、オシッコをしません。そこで、自宅を出たら近くのオシッコをしても迷惑にならない場所まで、愛犬と一緒に小走りに走るのです。途中、赤信号で止まったり、自動車が近くに来たときは、オシリを押さえても良いので座らせます。そのまましばらく待たせておき、青信号に変わったらまた走り出します。オシッコをしても良い場所についたら「オシッコいいよ~」などといいながら、オシッコをさせます。終わりましたら、我慢した愛犬をよく褒めます。数日間、これを繰り返しますと、いつも飼い主さんに褒められたいと思っている愛犬は、自然とオシッコして良い場所まで我慢するようになります。もちろん、毎回、オシッコをした後には優しく褒めることを忘れないようにしてください。

 

 これで近所の皆さんからは、どこでもオシッコをしない犬とさせない飼い主として評判になること間違いなしです。愛犬が近所のみなさんから好かれているか、嫌われているかは、これからの愛犬生活に大きく影響します。ぜひ、ウンチだけでなく、オシッコをする場所も選んで、近所から好かれる愛犬にしてあげてください。

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