特定非営利活動(NPO)法人 社会動物環境整備協会

SOCIAL ANIMAL ENVIRONMENTAL IMPROVEMENT SOCIETY


自治体・企業の方へ

ドッグランの企画・設置について

定義

ドッグランに関する定義はまだありませんが、おおむね愛犬とその飼い主がリードを離して遊べる広場をドッグランと呼称しています。

規模

10mの中庭的なドッグランから1万mを超える広大なものまであります。

運営

以下のように分かれます。

A.公共施設型

利用料は原則無料なものが多く、公園内などに設置されるものがほとんどです。

B.民間型

有料のものが多く、入場料は犬1頭につき300円~2000円程度のものが多いです。

C.施設併設型

ホテルやペンションなどの宿泊施設やリゾート施設。またはドッグカフェや用品店などの付帯設備として設置されているものです。最近では、ペット同伴型マンションなどに設置されるケースもあります。

管理

以下のように分かれます。

A.管理人常駐型

専任管理人が常駐しているケースと、ボランティア員による常駐管理型があります。

B.管理人不在型

特に管理人は不在で、施設提供のみのものです。

効果

  • 愛犬家同士のコミュニケーションが活性化し、飼育情報などの情報交換場として効果を発揮しています。
  • 特に散歩する場所が少ない都心部などでは愛犬家に喜ばれます。
  • 近隣社会全体においての犬の飼育マナーが向上した地域もあります。
  • 顧客獲得や売上の増加、利用者拡大に貢献します。
  • 一部の地域では観光客の増加になったケースもあります。
  • 犬自身の社会性を向上させ、喧嘩などを避けやすくなる効果もあります。

リスク

  • 糞尿の始末や伝染病対策が悪く不衛生な施設になることがあります。
  • 犬同士の喧嘩や飼い主さんとのトラブルが起きるケースもよくあります。
  • マナーの悪い人やわがままな人が独占利用するケースがあります。
  • 特殊な団体や個人だけの利用になってしまうことがあります。
  • 近隣社会にとって迷惑な施設になることがあります。

施設

多く見られるもの

フェンス・二重出入り口・水飲み場・ベンチ・犬のつなぎ場・人間用トイレ・日よけスペース・ウンチ入れ・犬のための遊具・売店・など

注釈

 ここ数年のドッグラン設置数は凄い勢いで増加しおり、民間施設だけでなく公共体の住民サービスとしての設置も多くなってきました。

 しかし、無料の施設の多くは、設置後のランニングコストから専門管理人の常設は難しく、管理人不在型が圧倒的に多いようです。この管理人不在型ドッグランでは、地域により言動が強い飼い主や喧嘩が強く攻撃性の高い犬の利用度が高く、小型犬などが遊べないといったクレームも出てくるようになりました。また、マナーの悪い飼い主が多く利用する施設では、フェンス周辺に糞尿のたまり場が出来、見るからに不衛生な施設になってしまっている施設もあります。犬同士の喧嘩や人に対する咬傷事故が多発している施設もあり、現在ではドッグラン設置だけでは愛犬の来園意欲をあおることは出来なくなりつつあります。

 これからのドッグランは、施設の位置やロケーション・サービスだけではなく、管理体制や利用者の意識レベルも評価される時代になったと言えます。

 数多くなってきたドッグランですが、今後の国内の犬の増加予想を見ますと、まだまだ相対的には不足気味といえます。現在の国内では小型犬が主流を占め、また飼い主の所得層も比較的高いと思われます。多くの飼い主は、仮に有料であっても、施設が美しく、衛生的で、管理体制が良いドッグランを望んでいるようです。オープン後の施設運営により、良質な飼い主が多く集まるところは、平均的にレベルがあがり、悪質な飼い主が集まる場所では、逆に良質の飼い主が避けるようになり、より顕著に悪化していくようです。

 設置主催者としては、オープン後の運営も考慮し、より良質な飼い主さんが数多く集まるような施設作りを目標とする必要があると思われます。

計画

  1. 基本調査をします。
  2. 対象エリアを絞り、生息する犬の飼育数から平均利用頻度や最高利用者数を割り出します。
  3. 調査結果より、施設の面積や場所を選定します。
  4. 不動産や建物・保健衛生面など必要な法的準備をします。
  5. 設置の目的を決定します。
  6. 設置のための可能費用を割り出します。
  7. 目的から利用規則や運営方法を決定します。
  8. 施設維持のための費用を計算します。
  9. 費用の捻出計画をします。
  10. 常駐管理をする場合は、管理人の選定基準や業務範囲を決めます。
  11. 上記の目的や利用計画に沿って施設設計を開始します。
  12. 工事を開始します。
  13. 告知計画を決定し、告知します。
  14. オープンします。

相談

基本調査の方法や企画設計に関するものは、予定している地域や場所また設置の目的により異なります。別途にご相談ください。

 


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